家 勉強

家で勉強することが一番ラク

家で勉強することは、学習方法の基本です。
もちろん進学予備校や進学塾に通っている人もいますが、予習・復習は自宅で行うことが多いと思います。もちろん、なかにはすべて図書館や自習室、喫茶店などで済ませてしまうという人もいるかもしれません。

しかし、このページにたどりついたということは、「家で勉強できない。集中できない。自宅で集中して学習する方法を知りたい」と思っているのだと思います。

家で勉強することは、慣れてしまえば、これほど楽な方法もありません。喫茶店や自習室、図書館に行かなければ勉強できないという人は、そう思い込んでいるだけかもしれません。ですから、いったん自宅で勉強することを習慣化してしまえば、そちらのほうが楽なはずです。

自宅なら、すぐに食事をとれますし、すぐにお風呂にも入れます。寝たいと思ったら、すぐにベッドに直行できます。しかし外出先では、そのようなことはできません。そのような「甘え」を廃するために、あえて外で勉強しているのかもしれませんが・・・。

家で勉強するさいには、甘えを廃し、自分自身を律するコツをマスターする必要があります。そうしないと、甘い誘惑に流されがちになるからです。

家には誘惑がいっぱいある

家で勉強できるのなら、それに越したことはないと前段で述べました。
とくに時間の節約という点から見ても、移動の時間を省けます。また喫茶店やマックの店では、そのつどお金がかかります。もちろん図書館や自習室で行えば、お金はかかりませんが・・・。

家での勉強で問題となるのは、やはり誘惑が多いという点です。
テレビ、ゲーム機、漫画、趣味、パソコン、DVD、お菓子、緊張感がつづかない、眠くなる、などなど。そういった誘惑に負けないで、机に向かい続けることができれば、自宅の勉強でも集中力を発揮できます。

家での学習において誘惑を退ける方法は、以下ことがポイントになります。

  1. 勉強を習慣化する
  2. 楽しみはご褒美に取っておく (外発的動機)
  3. 時間制限効果を活用する → 緊張感が生まれる
  4. 五感に余計な情報を入れない

勉強が習慣になれば、しぜんと意識と体が机のほうに向くものです。できれば、いつも「同じ時間帯」に「同じ教科」の勉強をするクセをつけることです。たとえば夜の9時に数学を勉強する習慣をつけたいのなら、最初のうちは、何が何でも机につくのです。英語や理科、歴史、国語ではなく、9時になったら数学を始めるのです。そのように努力しているうちに、9時が近づいてきたら、意識しなくても自然と机に向かう体勢が脳内に構築されます。これが習慣の力です。

マラソンを習慣にした人は、1日でも休むと何だか落ち着かないという話を聞いたことがあるでしょう。
それと同じことです。いつも同じ時間に勉強している人は、脳のほうが勉強を要求してくるようになるのです。これは潜在意識(無意識)の力を活用した学習方法です。

楽しみは後に取っておく

家にいると、いろいろな楽しみや誘惑がいっぱいあります。
あのドラマを観たい、あのDVDは途中だったな、冷蔵庫においしいお菓子がある、などなど。また部屋の本棚には、好きな漫画やフィギュアが並んでいるかもしれません。壁には好きなアイドルのポスターがたくさん貼ってあったり・・・。

自宅にいると、好きなことから始めてしまいがちですが、勉強した後の楽しみに取っておくという考えが大切だと思います。そうすれば、勉強する励みに転化することができます。好きなことをするために、勉強するわけです。勉強したあとには楽しみが待っているのですから、学習に拍車がかかるはずです。

そのように自分の気持ちをコントロールするのです。このように勉強自体ではなく、勉強以外でご褒美を設定して、やる気を引き出す効果を外発的動機といいます。

楽しみを後に取っておくと、勉強のモチベーションがアップするだけではありません。
時間制限効果によるタイムプレッシャーによる集中力のアップも期待できます。人は時間が決められると、なんとかその時間内にやりきろうとして、集中力が格段に上がるものです。

たとえば今、夜の8時だとします。9時からは楽しみにしていたドラマが始まります。そういった場合、そのドラマを観るために、1時間のうちに、やるべきことをやってしまおうという意識が働き、集中力が倍増するのです。ふつうに1時間勉強するのとは、比べものいならないくらい質の高い学習が可能になります。この方法なら、自宅での学習につきものの眠気や緊張感のなさをカバーできます。時間を圧縮すればいいのです。

もちろん自分で1時間勉強するなどと時間を設定して、タイマーではかってもいいですが、1時間後に楽しみがあるほうが、先ほどの外発的動機の効果も加わるので、より効果的です。

五感に入る情報をコントロールする

人は目、耳、鼻、舌、皮膚や筋肉といった五感からの刺激をうけて、脳内に情報を送って暮らしています。家で勉強できないというのは、この五感を上手に制御できていないために、誘惑に翻弄されているからです。

たとえば家で勉強しようとして、一度は机に向かったとします。
しかし、視界の端のほうに「漫画が並んでいる本棚」が見えました。あなたは、そちらのほうに視線を向けます。するとその情報は網膜に映り、脳の後頭葉にある視覚野へと送られ、前頭葉で処理され認識します。すると前頭連合野は扁桃体とともに、「ああ、漫画が読みたいなぁ」と思うのです。その結果、前頭葉の運動野が、実際に漫画に手を伸ばして読むように仕向けるわけです。

この一連の行動の発端は、視覚に「漫画が並んでいる本棚」が目に入ったことです。
つまり目につかなければ、このような誘惑には負けなかったわけですね。このときの有効な対策方法は、目に入るところに余計なもの(漫画やフィギュア、ゲーム機など)を置かないことです。そうすれば、意識がかき乱されることなく、家でも勉強に集中できるのです。

これはダイエットでも同じことがいえます。
実は受験勉強とダイエットには多くの共通点があるのです。ストレスがかかりがちという点や、ストレスがかかりすぎると失敗するという点などです。とともに、五感から入ってくる情報によって、誘惑に翻弄されがちという点でも。

一度は満腹になったとしても、おいしそうな匂いがただよってきたり、色とりどりのケーキを見ると、「別腹」ができて、また食べたくなってしまいます。一度は満腹中枢が刺激されて満腹になったはずなのに、摂食中枢が刺激されて、またお腹がすいてきてしまうのです。このとき嗅覚や視覚といった感覚を通して、脳内に情報が送られています。

満腹後にさらに食べないようにする秘訣は、おいしそうなものを見ない、嗅がないということです。
食事を終えて満腹になったら、緑茶などで口をそそぎ、まずは味覚を口の中から消します。そして視覚や嗅覚からも、脳内へと情報を入れないために、その場を離れることです。そして何か別の興味をもてることに注意を向けることです。DVDでもテレビでも読書でもいいでしょう。すると摂食中枢を刺激せずにすむわけです。

このように学習方法とダイエットには、多くの共通点があります。
どのような経路で情報が脳内に送られるかが分かれば、それを阻止する方法も見つかります。
これこそ、家で勉強できないという人にオススメの対策法です。