学習方法

学習方法を知っているかどうかで、全く結果が違ってくる

当サイトでは、中学・高校受験、大学受験は当然として、あらゆる国家試験、公務員試験、そのほかの資格試験に役立つ学習方法を掲載しています。

資格試験には、弁護士をはじめ司法書士、一級建築士、行政書士、弁理士、医師、看護師、不動産鑑定士、ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士、介護福祉士、美容師など、たくさんの種類があります。このような資格試験を目指す場合、ただ漫然とテキストを読んだり過去問を解いたりするだけでは、勉強を効率よく進めていくことはできません。そこには効率的な学習方法というものが必要になってきます。

中学生や高校生なら、それぞれの教科別の学習法を知りたいと思っているに違いありません。
国語(現代文、古文、漢文)、や数学(算数)、社会科(地理、歴史、公民、倫理)、理科(物理、化学、生物)などがありますが、それぞれに効果的な勉強方法はもちろんあります。ただ、そのどれにも共通するような「学習の原則」を理解することは、もっと重要です。

語学に関しても英語を筆頭に、ドイツ語、フランス語、中国語、イタリア語、韓国語などなど、さまざまな言語があります。語学には、また語学なりの学習方法がありますが、その根本のやり方は共通です。それを知っているのと知らないのとでは雲泥の差が生じます。

当サイトでご紹介する学習方法は、脳科学で分かっていることを駆使するやり方になります。人間は脳を使って思考し、その脳の中に知識を刻み付けて記憶します。また勉強のやる気やモチベーションを出したり、さらにアップさせていく鍵も脳が握っています。脳を知り、理解し、その働きに則った勉強法をしていく人のみが、さまざまな受験や入試を、能率よく勝ち抜いていけるのです。

もちろん小学生や中学生の、ふだんの家庭学習や中間・期末テスト、あるいは社会人や主婦のかたが、自己啓発のために何かを身につけるさいにも役立つ方法となっています。

効果的な学習法とは?

効果的な学習方法とは、よりスムーズに理解することができて、同時に、より簡単に記憶していけるような勉強法のことです。睡眠学習を求める人が多いことを見てもわかるように、多くの人は効率的なやり方を求めています。だれだって遠回りや、間違ったやり方はしたくありませんからね。

効果的な学習法とは、以下のようなものです。

  1. まず、自分の適性を知る
  2. 概要から詳細に入る
  3. 五感を活用し、感情を味方につける
  4. 反復こそ学習方法の王道

まず当然のことですが、あなた自身をよく知らなければなりません。長時間でも集中していられるタイプなのか。それとも短時間でスタミナ切れするタイプなのか。理解力が高いほうなのか。それとも記憶力には自信があるのか。また現在のスケジュールのなかで、どの程度、勉強に時間をさけるのか。・・・このようなことを総合して分析します。これが初めの一歩です。

そのうえで当サイトで述べている学習方法のなかから、あなたが実践できそうなところだけをピックアップします。すべての人に有効な勉強法というのは稀で、けっきょくは自分で組み合わせていくことが、もっとも確実だからです。人によって3時間くらい平気で集中できる場合もいれば、30分ですぐに疲れてしまう人もいます。集中力が続かない場合は「細切れ勉強法」という、とっておきの方法があったりします。

概要から詳細へと移っていく

概要から開始して、徐々に詳細なことがらに入っていく。これは学習方法の鉄則ですし、受験計画にも当てはまります。人の脳は、いきなり詳細なことを覚えられるようにはできていません。パソコンやコンピューターのように正確無比ではないのです。そのため、まずは大雑把なところから勉強し、徐々に違いを知っていくという進め方が学習法の王道です。

日本史や世界史でいえば、いきなり一時代の勉強を詳細にはじめたり、いきなり年号や人名を暗記しようとするのは間違っています。歴史の流れや背景が把握できていないうちから、細かいことに目を向けても役立つ知識にはなりません。まずは古代、中世、近代、現代というように、全体を大きく俯瞰して理解していくべきです。これは、どのような科目にも当てはまります。

概要から詳細へという考え方は、高校受験や大学センター試験を目指す場合に立てる「受験計画」にも当てはまります。まずは試験に合格するという最終決着点を決める。そのためにはどうしたらいいか?というこを逆算していくわけですね。1年の目標、半年後の目標、今月の目標というように、どんどん詳細の部分を考えていきます。

そして最終的に、今日一日にやるノルマを決めるわけです。思いつきで今日の勉強を進めるのではなく、最終地点から逆算した、きちんと理由のあるノルマを実行すべきです。もちろん人間ですから、コンピューターのように完全に正確に実行できることは稀です。ですから受験計画をたてるさいには、ある程度の余裕をもたせることが大切です。これが計画倒れをふせぐことになります。

黙読だけではなく、五感と感情を活用!

教科書や受験参考書、虎の巻(あんちょこ)を目で読む(黙読する)だけでは、効果的な学習方法とはなりません。視覚経由でしか、脳内に情報が届いていない状態だからです。それでは理解力も記憶の定着度も弱いものとなってしまいます。

これを解決する方法こそ、五感を連動させる勉強法。
視覚だけではなく、聴覚や触覚(体性感覚)、嗅覚、味覚などを活用することにより、脳は活性化し、記憶力や理解力などがUPします。少ない反復回数であっても、短期記憶が長期記憶に定着しやすくなるというメリットがあります。

たとえば、ただ読むだけではなく声にだして音読してみる。あるいは漢字や英単語などを、手で書いて覚えるということです。音読している時点で、視覚、聴覚、体性感覚を使っています。少なくとも3つの感覚神経を経由して、脳内へと情報が送り込まれているので、よりいっそう理解と記憶が進むのです。

また耳から聴いた事柄というものは、目で見たものよりも脳に訴えかける力が大きいことが知られています。耳で聞くには、icレコーダーやipod、スマホなどに音声を入れて、それを聴くという方法がありますが、自分で声を発せば、その声を耳で聞くことになります。音読は、手軽で効果的な学習方法なのです。

そのほか感情を活用すると、記憶に定着しやすくなります。
これには2種類があり、勉強内容自体に感情を込める場合と、環境に緊張感をもたせるという方法があります。前者は、たとえば英語の文章を読むときに感情移入して、主人公になったつもりでイメージ豊かに音読する。そうすると棒読みよりも、より感情に訴えかけることができ、記憶しやすくなります。声に抑揚をつけ、大きくしたり小さくしたりして発声するわけです。そうすることにより、大脳辺縁系にある扁桃体を味方にできます。

大脳辺縁系の扁桃体は感情が起きる元であり、ここが活性化すると、記憶を管理している海馬も活性化し、そこからシータ波が発生します。そのため感情をこめたほうが覚えやすくなるのです。

そのほか環境に緊張感を持たせるという方法もあります。試験前は、いい例です。テスト前になると、ふだんよりも勉強が進む場合があるのは、扁桃体が活性化されるからです。そのほか時間制限をもうけてタイムプレッシャーをかけたり、勉強場所を変えたり、人がいる喫茶店で勉強することも緊張感を生み、効果的な学習方法となります。

反復することでしか身につかない

学習方法の王道は、ひたすら繰り返すことです。復習することは勉強の鉄則といえます。

ただ、その繰り返し方にも効率的な方法があります。また、前述したように、五感や感情を活用することにより、少ない反復回数でも記憶することができます。そのほか興味をもって学習することによっても、反復回数を少なくできます。

要は、海馬からシータ波を発生させた状態で勉強することが鍵になってくるわけです。
しかし、いずれの学習方法を採用するにしても、1回だけで済むやり方は存在しません。反復回数が少なくなるだけで、かならず何度か復習をすることは避けられないのです。これが、学問に王道なしといわれるゆえんです。

学習方法には、そのほかに、やる気の出し方や時間の使い方、睡眠のとり方、食事法など多岐にわたります。生活のすべてが脳にかかわるため、結果として、効果的な学習法に関係してくるのです。

当サイトに書かれた勉強の仕方の数々が、皆様の日々の勉強において、わずかながらでもヒントになれば幸いです。




編集後記

スペイン語の学習方法とか、TOEIC(トイック)、TOEFL(トフル)の勉強法を求める人が多くいますが、何か一つの言語をマスターすることで、その方法は、ほかの言語の習得にも波及していきます。これは脳科学でいうと、方法記憶(手続き記憶)の力です。べつの表現をつかえば、学習の転移ということです。
とくに文法や発音が似ている言語に関しては、一つをマスターするだけで、連鎖的に習得できるようになります。このことからすればバイリンガルになることは、別段むずかしいことではありません。タイ語やスペイン語、ロシア語など、あらゆる言語をマスターしている人は天才に思えますが、じつはその根本にある法則を会得しているわけです。つまり方法記憶を活用しているわけです。
高校受験や大学入試ではなくても、日々の生活の中で、プログラミングや画像ソフトのPHOTOSHOP(フォトショップ)、イラストレーターなどをマスターしたいと考えている人もいたりします。これも語学と同じで、一つのソフトをマスターすると、方法記憶の力によって、ほかのソフトの習得も容易になります。また一つのプログラム言語をマスターすれば、どんどんほかの言語の習得も加速されていくのです。
学習方法のコツは、どれか一つの方法に偏るのではなく、いろいろなやり方をミックスさせるとよいでしょう。たとえば音読が脳トレにも脳活にもいいといわれます。しかし、なんでもかんでも教科書を音読していたのでは、勉強速度が遅くなってしまいます。また疲れも激しくなります。ですからオススメは、学習以外に音読訓練やトレーニングをして脳を活性化させる。高められた脳力でもって、ふだんの学習を進めていくというい方法です。あるいは、本当に覚えるべき個所に絞って声に出すわけです。それ以外は手書きしたり黙読をしていくべきでしょう。あくまで勉強の方法の幹は黙読であり、速読であるべきです。音読は脳力のベースアップのためや、ピンポイントで記憶するためのものということです。また右脳も注目されていますが、同時に左脳も重要です。要は偏らない学習方法こそが大切なわけです。